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ご清楚ですが何か
第4章 つり橋効果
やっとエレベーターから脱出して幸子はヘナヘナと休憩室の椅子に座ってコーヒーを飲む
最近取り入れた豆から挽いて自働でいれるタイプ
松下が心配したのか隣に座る

「大丈夫か?」

「会議出れなくてごめんね課長さん。」

窓から明るい町並みが見える
暗闇に居たからホッとする

「まっつんあたしさ、」

「うん。」

「軽く見える?チョロいとか思う?」

「なんだよ急に。」

松下が笑い出す

「無事に出れてこれて嬉しい、とかじゃなくて?変わってるなーお前。」

幸子はため息をつく

「悩んでんの?珍し。親しみでしょ。親しみやすいって良いことじゃん。」

「親しみだけで普通キスすると思う?」

松下がコーヒーを口から垂らす

「え、誰と?」

「誰だって良いでしょ。」

「今さら悩むことかよ。」

「あたしは親しみだけでなんてできない。」

「どの口が言うか。俺んときはそっちからだったぞ。」

「いつの話よ。」

あれは新入社員の飲み会の時
二人ともしこたま飲まされてべろんべろんでタクシーに乗ったけど
何故かそのままラブホに行ったという逸話

「あの時はまっつんからでしょ?」

「俺ら、歴史長いなぁ。」

窓から外を見下ろすとキッチンカーが来ていた

「腹へったな。」


キッチンカーでホットドッグを買って公園のベンチで食べる

「旨いな。」

松下がカレー味を食べている

「整体師さんにキスされた。」

「ああ、あのマッサージに来てる人?」

幸子はチリドッグを頬張る

「つり橋効果じゃね?」

「そうかな?」

「旦那に相談しろよ~。」

「あたしが閉じ込められたってのに。真っ先に来てくれると思った。」

「三原さん確か出張だったよ。」

幸子はため息をつく
自分のことで精一杯で三原の予定など構えない

「相当疲れてるな。」

「マッサージでも行こうかな~。」

幸子はエレベーターで渡された名刺を見ていると松下に奪われる

「へぇ。癒しねぇ。ただの下心だろ。」
 
「妬いた?」

「妬くかっての。」

そろそろ昼休みも終わりだ

「彰くんに相談してみたら?」

「何で彰に?」

「吉村のことよく知ってるし。」

「そうねぇ。」

彰か
確か実家を出て一人暮らしを始めたと聞いている







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