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ご清楚ですが何か
第5章 旧交温めますか?
「オーーす!」

聞きなれた声

「うぃーーす!」

彰は幸子が一人で住んでいた部屋にそのまま暮らしている

「家は良いのかよ?新婚さんよ。」

「良いの。三原さん出張だし。槻ちゃんママのとこだし。」

「自由だな。ま、幸子らしいけど。」

かつて一緒に暮らした仲だ
積もる話もあるはずだが
二人ともガブガブ食べるのに必死だ

「彰のお煮しめサイコー。」

「家で作らないの?」

「作れないの。取材が立て込んでてさ。何かと会議入って帰り遅くなるし。」

慣れ親しんだ彰の笑顔
離婚で荒れた生活を建て直してくれた存在

「で、何かあった?」

「うん。あった。」

「ずばり?」

「キスした。」

「なんだ。」

彰は驚かない
幸子の歴代の経歴を嫌というほど知っているから
幸子の性格も、過去も彰は知っている

「そういえば昇くん、幸子のとこ来たらしいね。」

彰にとっては義理の兄になる

「うん。。」

「まさか、、」

「いや、実は今回が初めてじゃなくて。」

「え、前からなわけ?」

「だってぇ。」

彰がつまみのミックスナッツを食べながらビールを飲んでいる
相変わらず良い飲みっぷり

「前は、私独り身だったからセーフだわ。」

「いやいや、向こうは違うだろ。」

「あきらあああああ。」

「姉ちゃんにバレたらおもろいことなるな。」

彰が不気味に笑う

「キスはまた別の人なの」

「ん?松下さん?」

「ややこしくなるから、まっつんは置いといて。。。今日会社のエレベーターが止まったのよ。」

会社の専属で来ているマッサージの男性とのことを話す

「そういうの何て言うか知ってる?」

「つり橋効果でしょ?まっつんに言われた。」

「だから深い意味ないって。気にすんな。飲もーぜ。」

「まっつんも彰も冷たいのね。」

「旦那に相談しろよ。」

三原に他の人とキスしたなんてバレたらどうなるんだろ
嫉妬深いからなぁ

「三原さんと上手くいってないの?幸子に隙があるから付け込まれるんじゃない?」

優しい口調だが彰は明らかに苛ついている

「今日だって、独り暮らしの男の家にのこのこきてんじゃねーよ。」

「じゃあ何でご飯作って待ってるのよ。待たないでよ。」

泣けてくる
彰に話を聞いて欲しい

「俺が何もしないとでも思った?」

彰に腕が近づいてくる



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