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ご清楚ですが何か
第6章 枝豆男とお門違い女
「てなわけでさ。」

幸子と松下は居酒屋のカウンター席に居る

「ノリさんにばれちゃったか。」

別にやましくはないのだが
会社から少し離れた学園都市の町に来ている
学生に囲まれていると仕事を忘れられて
なんだか落ち着く

「お前から誘うなんて珍しいからさ。」

松下が幸子のグラスにビールを注いでくれる

「風紀を乱すな、だそうですよー課長さん。あたし、ちゃんと伝えたからね。」

松下が枝豆をかじっている

「まっつん枝豆が似合うね。」

「嬉しくないな。」

「いいなぁモテて。」

幸子も枝豆を食べる

「おーっいっしー。」

「枝豆は正義だ。」

「その子とも枝豆食べたの?」

「いや、パスタ食べた。」

「パスタ、、、パスタ!」

「俺が芸能人の◯◯に似てるんだって。◯◯って誰だ?」

「あー。」

幸子は松下の顔をまじまじと見る

「横顔は似てなくもないけど、ちょっと盛りすぎ?」

「俺なんかに盛ってどうすんだ。」

「分かるかも。」

幸子も三原にぞっこんだった頃を思い出す
年上の人に憧れる気持ち

「まあ、あたしは実ったけど。まっつんはどうなの?」

「三男が今年受験なんだよなぁ。」

「こっそりしないと。遊ぶなら。」

幸子は珍しく松下を諭す

「ま、人のことは言えないけどさ。」

おにぎりが運ばれてくる
海苔で巻いただけのシンプルな味
だけどものすごく美味しく感じる

「まっつん」

「んー?」

「あたしまたここ来たい。」

「おう。」

二人で食後のそば茶を飲む
なんと健康的なのだろう

「そういえばノリさんって三原さんと付き合ってたらしいな。」

「へ?」

まさに青天のヘキレキだった

「え、だって、、」

幸子は言葉が続かない
雷にでも撃たれたようになる

「確か同期入社だよな?歳も一緒のはず。」

「え、信じたくないんだけど。」

「ま、昔の話だからさ。」

松下の手が肩に置かれる
幸子はその手を振り払う

「てか聞いてないし。」

「吉村知ってると思ってた。結構有名だったよ。俺らが入社する前だから相当前だと思うけど。」

「あんなおばさんのどこが!」

「口悪!確かにぽっちゃりはしてるけど、昔は結構綺麗だったらしいよ。」

幸子はくらくらしてきた
早く家に帰りたくなる

「あたし、帰る。」

カウンターにお金だけ置いて去ろうとする


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