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ご清楚ですが何か
第6章 枝豆男とお門違い女
「よっしーちょっといい?」

幸子が事務処理をしていると
経理の木村紀子が話し掛けてくる

幸子が入社した頃は主任だったが
今や女性初の課長にまで昇進している
離婚してシングルで子供二人育ててる話は聞いている

若い子達はお局様、と影で恐れているが
幸子はこの人がなかなか好きであった
新人の頃はこの人にしごかれて駆けずり回ったものだ

お局様が幸子たちのブースに入ってきたので
新人君たちがびびってこちらを見ている

廊下に出ると紀子から給湯室に誘導される
周りから見たら説教をくらっている様に見えるだろうなぁ

「あのさぁ、」

「はい。」

「うちの部署の◯◯さんの事なんだけど。」

誰だろう

「松下くんから何か聞いてないかと思って。」

「松下、、ですか。」

幸子は松下の名が出たことでピンとくる
例の香水貰った相手かもしれない

「いや、なんか最近元気なくてさ。ミスも目立つし。プライベートを仕事に持ち込んでほしくないのよねぇ。」

「その子のことはよく知らないですけど、松下は最近いい匂いがしますね。」

「はーん。やっぱり噂は本当だったか。」

紀子の話によると
その子は松下にぞっこんで
気を引こうと何かとちょっかいを出しているらしい

「松下くん退院してやっと本調子に戻ったばかりだし、あまりすったもんだしてほしくないのよねぇ。」

「松下は、、ただの下心だと思いますよ。」

「さすが同期のよっしーね。分かってるじゃない。」

紀子が何をいいたいのか大方察しがつく

「風紀を乱すなってことですね。」

ま、あたしも人のことは言えないか

「あ、そういえば三原くんと籍入れたんだって?おめでとう!」

「ありがとうございます。」

「式は挙げないの?」

「2度目ですし。」

「そっか。」

紀子には1度目の時に仲人を務めてもらった
頭が上がらないのだ



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