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ご清楚ですが何か
第12章 なだらかな日々
夢見心地のまま浮かれた日々を過ごしていた 
誰にも邪魔されたくないな
慎吾が泊まりに来た2日間を思い出しては妄想にふける

繁忙期も乗り越え体調も回復してなだらかな日々を過ごして
ずっとこのままなだらかな日が続けば良いのに

夜ご飯を作っていると電話が鳴る

「今大丈夫?」

松下だった

「うん。」

「ミエなんだけどさ、手術自体は成功したんだけど、あまり長くないらしくてさ。」

冷静に話してはいるが声がいつもと違う

幸子は野菜を切りながらスピーカーにして話す

「ミエに会ってやってくれないか。」

「会うって、あたしがお見舞いに行っても良いの?」

「というかお前に会いたがってる。」

「良いのかな。」

「ミエも喜ぶよ。」

松下が気弱な声を出す

「今から来る?」

「え、」

「おいでよ。」

「うーん、」

「カレー作ってるんだけど。」

「良いの来ても?」

「待ってるね。」

幸子はるんるんして鍋にスパイスを加えながら
槻に電話をかける

「もしもーし」

「今カレー作ってるんだけど作りすぎちゃって。」

「で?」

バイトは休憩中のようだ

「この間のバイクの人呼ぶけど良い?」

しばらく沈黙があって槻が笑い出す

「何であたしに聞く?聞くならパパでしょ。」

幸子は参る
この子には勝てない
さすが香の娘

「もう誘っちゃったんだけどさ。」

「叔父さん悲しむかもね。」

今度は幸子が笑う番だ
カレーも煮えてきた



何とか義理の娘の許可を得てカレーが食卓に並ぶ

30分ほどで松下が来る
ジーンズ姿だ


「早かったね。」

「飛ばしてきた。」

「そんなにあたしのカレーが食べたかったのね。」

「そう。食べたかった。」

2人で黙黙と食べる

幸子は沈黙もあれだからとテレビを付けと
例の安っぽいドラマが映し出される

やはりベッドシーンから始まる

「またこれか。」

「見てるの?」

「三原さんの弟が来た時見てた。」

「2人でか?」

「気まずかったよ。」

「だろうな。」

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