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ご清楚ですが何か
第17章 彼と眠る
「眠れないな。」

結局松下のスウェットを着てベッドに並んでいる

「眠れないね。」

改めてベッドに二人並ぶと照れる
それ以上のこといっぱいしてきたけど
こんな王道は照れる
普通の不倫はこんな感じなんだ

「あたしたちさ」

「うん。」

松下が起きているか確かめながら話す

「普通にベッドに寝るの初めてじゃない?」

「旅行は布団だったしな。あ、でもって最初のホテルはベッドだったよ。」

「あれは回転するやつだからノーカンよ?」

「じゃあ今日は回転しないベッドに寝た記念日だな。」

罪悪感と背徳感
奥さんと寝てるベッドに侵入している

「ミエさん怒るかな?」

「三原さんは怒るかもな。」

二人で笑い合う
私たちは共犯だ

松下の手を握る
大きな手
いつもそばで見てきた手
今はこんなに近くにある
今日だけはあたしのもの

握り返される

喋らなくてもあたしたちは通じ合える
幸子は確信を持つのであった
好きとかもう越えてる気がした
情で通じ合ってる

でも明日からは普通に起きて会社にいくのね
それぞれ下着身につけて髭剃って口紅塗ってネクタイ締めてヒール履いて
切なすぎるやろ~

昨日と同じ服で行ったら同僚に突っ込まれるお決まりのアレだわ
もう今さら誰も突っ込まないか
あたしも廃れたなぁ

「ねぇ罪悪感ある?」

「幸子、。」

名前で呼ばれてドキッとする

「今はやめとこう。今を生きようよ。俺たちは1つのベッドで寝る。それで良いだろ。他に何も考えるな。」

嬉しくて心がとろっとなる 
とろけて消えてなくなっても良いと思えた

「今日は何もしないの?」

「したいよ。」

寝たまま、お互い天井を見たまま話す

「どうして眠れないの?」

「お前のこと考えてる。」

「隣にいるのに考えてるの?」

こちらを向いて頭を抱き寄せられる

「考えるよ。」

「もっと考えて。」

キスがもらえる

今までで一番丁寧なキスかもしれない
ゆっくり味わう
今まで何度もキスしてきたのに緊張した
舌もゆっくり入ってくる
ドキドキする

誰にも邪魔されない
二人だけ
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