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水上都市の商人
第1章 私には秘密がある
エトワールは恐怖を覚えた。
「あわわわわ」
思わず後ずさりする。しかし仏陀が現れてエトワールに御業をほどこした。エトワールのセーラー服がビリビリに裂けパンティー一枚になった。「きゃあっ!」
エトワールは悲鳴を上げてその場にしゃがみこんだ。「なんということでしょう。これでは外に出られません」
そこに箱舟が現れた。
「エトワール、迎えに来てあげたよ」
「あなたは……」
「さあ行こうか?」
「えっ?どこに?」
「決まっているじゃないか。天国だよ」
エトワールは手錠をかけられてパトカーに押し込まれた。

***
翌日、エトワールが警察署を訪れると大勢の人たちが彼女を出迎えた。どうやら昨日の一件でニュースになっていたらしい。報道陣に囲まれて大変だ。エトワールは笑顔で応じた。「皆さん、こんにちは」
「昨日、起きた事件について一言お願いできますか?」
「はい。あれは不幸な事故でした」
「事故ですか?」
「ええ、そうです。わたしはただの女子高生でした。しかし、箱舟という男がわたしを誘拐しようとしたんです」
「それで?」
「抵抗しましたが、わたしはスタンガンで気絶させられてしまいました」
「なるほど」
「目が覚めた時、わたしは頭を剃られていて、男にされていました」
「つまり、被害者ということですね?」
「はい」
「犯人についてはどう思っていますか?」
「許せません」
「あなたは犯人の娘なのに?」
「はい」
「そのことについてコメントはありますか?」
「ありません」
「そうですか。ところで、あなたの性別について確認したいことがあるのですが」
「何でしょう?」
「あなたは女性ですよね?」
「違います」
「えっ?」
「わたしは男ですよ」
「そんなはずは……」
「証拠を見せましょうか?ほら、」
しかしそこで銃声が鳴り響いた。「ごふっ……」 記者は胸に血のバラを咲かせた。
エトワールもろとも暗殺されたからだ。いや、正確には狙撃されたのは替え玉だった。だから「私は男だ」と答えたのだ。記者も変装した刺客だった。替え玉をわざと殺せば本体が動き出す。陽動作戦の一環として記者に化けて潜入したのだ。

***
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