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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第14章 二つの言葉
今までは夫とのセックスで、いった事が無かった。

だが、それでも愛に満ちた幸福感は味わう事が出来ていたのに。


老人とは言わないまでも60歳の義父に感じてしまうなんて。

恵の脳裏に再び義父のたぎるものが浮かんできた。


それは薄明かりの中でチラリと覗いた夫のものとは比べ物にならない位、大きく逞しく恵のイメージの中で増幅されていた。

恵の身体が再び熱くなっていく。
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