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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第2章 いらだち
しかも酔いながら、大きな声で武に言った言葉は一生、恵の記憶に残るものであった。


「何や、武・・・。
お前、中々・・・ええ子、連れてきたやないか。

そやけど・・・性格はきつそうやな。
チョッと痩せすぎやし・・・。

胸も、小さそうやないかぁ?」


恵の一番気にしている事を言われて、思わず洗っていた食器を落としそうになった。

義母がハラハラしながら見ていた。
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