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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第8章 輝き
恵の心は後悔で一杯になった。
今朝は十時になっても義父を、お茶に誘わなかったのだ。

昨日のショックが大きく、
泣いた顔を見せて馬鹿にされるのが嫌だった。

どうしてあんなに意地を張っていたのであろう。

思い返せば義父の方から
幾度と無く仲直りのサインは出ていたのに。
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