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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第9章 残像
「ビックリしたー。何や、恵さんかいな・・・。
あっ、うっかりして鍵かけるの忘れとった。

堪忍なぁ・・・。

俺とこの風呂、昨日から調子悪いねん。
そんで、借りとったんや」

嫁に自分の裸を見られた事で苦笑いをする啓介であった。

(何や、大げさな・・・。初めて男の裸、見た訳でもないやろ?)

そう思ってふと鏡を見ると、
顔を真っ赤にしてしまった。

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