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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第9章 残像
たっていた、のである。
啓介の赤黒く大きなものが隆々と反りかえっている。

そう言えば、と思った。
ついさっきまで、昨日いったソープランドの事を思い出していたのであった。

シャワーを浴びながら知らず知らずの内に興奮していたのであろう。
60歳にして、この元気さに我ながらあきれる啓介であった。
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