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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第10章 残像2
「あっ・・・い、いやっ・・・」

我に帰った恵は顔を真っ赤にして雑誌をしまうと、顔を洗いに急いで洗面所に向かった。


うっかり義父の事を忘れていたのだが人影はもうなかった。
ムッとする程の湯気が充満していた。
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