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レスさんとシンママちゃん【完結】
第12章 出張編  夜の女の子


宴会は二時間程度で終わり、オーナー夫妻やマナミさんは帰られました



支社長や上司のリーダー、酒好きなバイヤーはスナックへ繰り出し、コーヒーマニアのバイヤーは街の中の大型なカフェへ向かいました


酒の呑めないボクもカフェのほうへ行こうとしたら、取り引き先さんに呼び止められました



「ジロウちゃん、あっちに行こう!」



名指しで言われ、商店街から華やかなネオン街のほうへ進んでいきます



スナックかぁ、酒呑めないんだけどなぁと思ったら


無料案内所と大きく目立つ看板のところで先輩と合流しました

「連れて来ましたよ」

「よくあの酔っぱらいの集団から引き剥がせたねぇ」


なんだかふたりはもともと約束していたみたいです



先輩がボクの背中を叩いて、

「お前もこういうトコ1回は見とけ!
 ハマったら自分の金で行け!
 こんな所も知っておかなきゃいかん!!」



風俗かぁぁっっ!!


これは考えてなかった!!!



ていうか、勃たないボクが行っても楽しめないトコだ

まいったなぁ



取り引きさんと先輩は団結して楽しんでます

「ジロウちゃんも覚えといて損はないよ~!」



すると先輩がボクの耳元に近づいて何やら囁きます




「ジロウ、取り引きさん持ちだから気にするな、

 それにな、これもメーカーの接待費、

 経費で落とせるんだ

 経費で落とせるからアイツも自分の腹は傷まん

 何ならアイツも経費で楽しめるんだからな!

 遠慮せんでいい」



そう言ってボクらは案内所のお兄さんに誘導されて派手な街を歩きます



ここなら、今なら待ち時間が短いです

でもあと1時間もすればここはかなり待たされます

今ならここがオススメ、



と言われ「じゃあキミのオススメで行こう!」と先輩と取り引き先さんもノリノリで店に入りました



入ってすぐに椅子が並んでます


ここで待機するみたい



先輩がすぐに呼ばれ、取り引き先さんが消え、最後にボクが呼ばれました



ボクの後からも人が続々に詰めかけて椅子は埋まっています



中は狭い通路でまるで巨大迷路みたい


扉を開けて待たされること30秒くらい



すぐに女の子が入ってきました



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