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レスさんとシンママちゃん【完結】
第13章 出張編 夜のシンママさん


「ひとつ上?? 歳上??」



「なによぉ、その言い方!
 若く見られるのは嬉しいけど、その言い方はトゲがあるわね、そんなに幼いかしら??

 そういうオニイさんも若く見えるわよ?」



「オニイさんはやめて!ジロウでいいよ!」


「ジロウね、わたしはタマキ」



「タマキお姉ちゃんか……」



「急に歳上扱いするなー!同年代じゃん!!」



「タマキちゃんは自転車って事はこの近くから通ってるの? こんな繁華街、家賃高くない??」




「そりゃあ、郊外ならもっと安いとこあるけど私の仕事だと帰りはタクシーになっちゃうのよねぇ

 それなら少し高くてもここから近いほうが安上がりなの」



そんなものなのか、ボクには勿体ないぐらいにしか思えないけど



「ねぇジロウ、それよりさっきのEDって教えてよ
 全然ダメなの?
 でも全然ダメならあんな店に誘われても行かないわよねぇ?」



「なかばムリヤリ誘われたんだよ、
 断れる感じじゃなかったんで……、
 でも、いい社会勉強させてもらったよ」



「ワタシは気になってしょうがなかったわよ!

 あのあと何人か相手したんだけど、みんな秒殺だったわよ? 

 だからわたしオニイさんになんかしたのかなぁと思ってずっと考えてたの」




「ごめん、そんなに気に掛けてくれてただなんて……、それに右手痛いだろ? ゴメンね」




「うーーん、明日腱鞘炎になるかしら?」




ボクは休業補償を請求されるのかと思ってビビってしまった




「冗談よ、仕事だもの!慣れてるって!

 それよりホントにダメなの?

 全然??

 えっち出来ないじゃん!?

 どーすんのよ!!」





「独身貴族を楽しむか、子どもが欲しけりゃシングルマザーさんとでも付き合うよ」



とボクは冗談で言ったら、



「あら? じゃあ目の前にいるわよ?
 シングルマザー」




「え?タマキちゃん子どもいるの!?」



またまたボクは驚いた


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