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レスさんとシンママちゃん【完結】
第13章 出張編 夜のシンママさん


「お邪魔しまぁす」


「どうぞ? もう子どもは寝てるから」



ボクらはリバーサイドカフェを出ると、タマキちゃんが家はすぐそこだから寄ってくれとうるさくて、仕方なく上がり込んでしまった



一階が飲食店の4階建てビルの最上階


外を見ると商店街のアーケードの屋根を見下ろせる


玄関はキッチンの真横で、玄関の正面にテーブルがある


座らせてもらって、麦茶をいただく



奥にふたつの部屋があって子どもは一番奥の部屋で寝ているそうだ



「どうしてボクを連れてきたの?」



「うーん、もう少し話したかったから!

 あ!勘違いしないで!
 誰とでも誘ったりしないから!たまたまよ!」



「ジロウは仕事楽しい?いま何をしてる時が一番楽しい??」



「うん、仕事はやり甲斐かあって楽しいよ?
 たまにうまくいかないときもあるけどね、
 でも、だから楽しいんだろうね?
 なんでも上手く出来てたら、たぶんやり甲斐ないと思う

 今は仕事が一番かなぁ?
 あとは映画館いったり、クルマでドライブするのも好きだよ、音楽かけてさぁ、
 休みの前の日に自分の持ってるCDを編集してさ、マイベスト作るんだよ
 それを聞きながらドライブするのが好きだね」



「へぇぇ、すごいねぇ!?
 そんな男いるんだねぇ?
 女の子みたい」



なんか誰かにそんなセリフ言われたような気がするぞ?



「あ、でもそれが好きの一番じゃないな、

 一番は添い寝かもしれない」





「あああ………、さっきの………、

 あれ、ホントにシテ欲しかったのね」




「うん、女性といるときはあれが一番いい気持ちかもしれない」




「そうなの? えっちより?
 そんなわけないでしょ?
 男なんたから!

 わたしは仕事がら男は射精だけする生き物にしか見えないわ」



「じゃあ、ボクは生物じゃないのか?
 エイリアン?」




「そうよ、遠くの星からやって来たエイリアンよ」



タマキちゃんはイスから立ち上がってボクの座ってるイスの後ろにまわってきた…… 


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