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レスさんとシンママちゃん
第19章 最終章  夫婦ごっこ


するとアキがくるりと身を翻してボクに微笑んできます


「ありがとう!一緒に来れて良かったわ!」


「それはボクのセリフですよ、ひとりじゃこんな所まで来ないですもん」


「……本当に結婚してたら、こういう場所に連れて行ってくれるんじゃない?ジロウならさ!」


「そうだね、月に一度はドライブ旅行とか良いよね
 一緒に色んな所に行ってみたいよ!」


アキはボクの腕にしがみついてきました


「……私もよ」


アキの髪の毛が風に流されてボクの頬に触れてくるたび、潮風の香りとともにアキのシャンプーの香りがやってきました



ボクは身体をささえるフリをして、身体を密着させるとアキもボクにしがみついてきました


彼女の肉感が伝わってきます


薄い布生地数枚だけなので密着すると体温を感じます



ボクは顔を近付けました



欲情したのではなく、ただただ愛しくなってしまって…



それは彼女も同じだったのでしょう


アキもほうからも顔を近付けてくれます



本当はダメなんだけど、

夫婦ごっこはフリだけなんたけど、


もうボクたちは気持ちが高ぶってしまいました


唇を


奪いたい



ボクたちの唇と唇が触れるか触れないかくらいまで接近したとき

岩場の陰から観光客のご夫婦が現れてボクたちは咄嗟にささっと身体を離すことになってしまいました


「こんにちは」


「こんにちは」


ご夫婦とすれ違ったあとはふたたぴふたりきり


でもわざわざ、くっつきなおすのも変かなぁと思って手をつなくだけにしました



波打ち際の岩場の景色を楽しんだボクらもそろそろ車の方へ戻ることにしました


「降りてきた階段を今度は登るのかぁ、大変だなぁ!」



「ふふふ、それよりさっき見られそうだったわね、でも向こうは絶対キスしてたと思ってたわよ?
 すれ違うとき気まずかったわぁ!」



「危なかったね」


「そうね、危なかったわ」


アキは笑顔で階段を登っていきました


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