この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
特別棟の獣
第16章 2人の想い

「あの人は元カノなの…?」


意を決して聞いてみた。


だってあの人は吏生の事が好きってことは分かる。


「違うよ。俺百合が初めての彼女だから元カノとかいないし」


「え……?だって…」


じゃあなんだったの…?


“吏生を返して”って言われたから私はてっきり元カノだと思ってた…


「百合?」


一点を見つめてぼーっとしていると吏生に顔を覗かれた。


「あの女になんかされた?」

「………されてないよ」

「言って」

「何もされてないから…」


何かされたわけではないけど…


でも吏生に言う程でもない。


「じゃあなんか言われた?」


鋭い………


「別に大したことじゃ──」

「なんて言われた?」


さっきより少し低い声で聞いてくる。


「吏生を返してって…」

「なんでその時言ってくれなかったの?」

「…………」

「百合?」

「あの時は吏生の事好きじゃ無かったし…」

/287ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ