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ムッツリ最高〜隆の想い〜
第4章 バーのカウンターの下で
バーの前で、しばらく息を整える。
20時前のバーは大体ガラガラだ。
以前、飲み会の前に時間潰しにここに入った時、開店すぐの店には誰もおらず、バーテンダー一人だった。
ここなら、カウンターの下で、女の股間に手を伸ばすこともできると、僕はムッツリと妄想したのだ。
そうしたら、あの女はどんな顔を見せるだろう?
恋しい女に会えるという胸の高まりと、いやらしい妄想を繰り広げる僕の劣情がぐるぐるしている。
いや、あの女ではないかもしれない。
ポケットには今日の夜のことを思い、既に予約したこのホテルのダブルの部屋のカードキーがある。
もしも、理想通りの女なら・・・。
こんなにも妄想し、用意周到にこの店やホテルを仕立てた自分が少しおかしい。
ここまでした僕に呆れるか・・・ついてきてくれるのか・・・。
僕は息を大きく吸って、意を決してバーの中に入った。