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第1章 メッセージ

　僕はすぐにメッセージを返した。


"読んでくれてありがとう。
僕も、普段は大人しく、地味な男です。
お互い、妄想に苛まれる、むっつりなのかな。
むっつりな男は、お嫌いですか？？"


　すぐに返事が返ってきた。



"いいえ、むっつりな男性は、最高だと思います。特にt-Kさんの小説に出てくるような、たくさんいやらしいことを考えてもらえるのは、とても嬉しいです。"



　素直な返事に、僕は微笑む。
どんな女なのだろう？
興味をそそられて、僕もすぐにメッセージを返す。



"むっつりが、最高って言ってくれるなんて、可愛い人ですね。
君は、投稿はしてないの？"



　しばらく待つと、彼女の投稿を教えるメッセージが届いた。

　すぐにページを開く。

　全て短いもので、自分の妄想を書いたものだという。
　けれど、その妄想は、下着をつけずに満員電車に乗る女の話や、幼馴染に激しく犯される話、年下の同僚に職場で迫られる話などだった。