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ムッツリ最高〜隆の想い〜
第25章 旅4 インフィニティスパ
ああ、あの男からは、彼女の白くて滑らかな柔らかそうな背中が、そして、黒い水着の布に包まれているとはいえ、ぷりんとしたお尻が目線の先にあるはずだ・・・。
あんなに恥ずかしがっていたのに、僕を見ると思わず立ち上がってくれるその素直さに、また僕は嬉しくなる。
僕は彼女のそばにたち、そのやわやわとした腰に手を回し、湯船の一番左端までくるとゆったりと湯に身体を沈めた。
その場所は、このスパの中でも一番照明が当たらず、夜の帷が降りてしまえば、ほとんど人から見えない・・・。
(さあ、ここではどんないやらしい顔を見せてくれるだろう・・・)
僕はまず、彼女の耳元に囁くように言う。
さっき、鈴音が立ち上がった時・・・あの男が、じっと見てたね・・・。
その男の方を見ると、僕たちから5mくらい離れたところで、確かにこちら側に身体を向けている。
ただ、湯から立ち上る湯気が白く間接照明に浮かんで、顔などはよくわからない。
彼女が、とても困ったような、自信なさげな顔になっている。
僕は、腰に回した手にグッと力をこめて、さらに言った。
こんなに魅力的なのに、その、自信のなさそうなところも、そそるけどね。
瞳を見つめる。
部屋から、欲情したままで、今、こんなに背中の大きく開いた水着で、僕に腰を柔らかく抱かれて、彼女の目は、欲望に濡れている・・・。
そして、僕が、そそる、と告げるだけで、その欲望の色を素直に見せる鈴音・・・。
もっと、もっと、彼女のエロスを剥き出してやりたい・・・。