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ムッツリ最高〜隆の想い〜
第31章 最終章 はじまり
朝、目を覚ますと、自分の家で、自分のベッドで、横に彼女がいる事に、安堵と幸福を噛み締める。
彼女も、目を覚まして、僕を見つめながら聞いてくれる。
傷は?大丈夫?痛む?
うん、もう大丈夫そうだ。明日、病院で診てもらうよ。
時間はもう、9時を過ぎていた。
昨日、遅くまで、彼女と、これまでのこと、これからのことを、たくさん話した。
僕の、クミと何があっても別れると言う決意も話した。
彼女は、ただ、僕を信じる、と言ってくれた。
二人で起き出し、彼女がコーヒーをいれ、僕は家の窓を開けていた時、玄関のチャイムが鳴った。
僕は一瞬怯む。
でも、その後、玄関先のポストに何かを投函するような音が聞こえた。
ぼくは、玄関を開け、ポストを見ると、そこに茶封筒がささっていた。
それを持ち、僕はダイニングに入る。