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ムッツリ最高〜隆の想い〜
第10章 会えない夜
あの夜、初めて二人で繋がった時、彼女は子宮口で初めてエクスタシーを感じ、たまらなくなったのだと、僕に縋るように求めてきたのだ・・・。
僕はその時の彼女のことを思い出す。
あの時も、彼女はシャワーを浴びてきた後で。バスローブ姿で出てきた彼女の顔は、あの、発情した時の、メスの顔だった。
その数時間前に、あれほど激しくイッたというのに・・・。
その時は、僕が彼女にそれをどう聴こうかと、一旦言い淀んだ
どうした??なんだか・・・
彼女は瞳を逸らし、俯いて、首を横に振って、なんでもない、と言ったのだ。
僕は彼女の顎を上げ、口づけをして、もう一度聞いた。
何か、気になるなら、いってごらん?
軽い口づけだけで、彼女の目の奥にいやらしい光が燃え、そのぽってりした唇が僕を誘うように少し開いた。
あの、、、私たちは、お互いのこと、何も知らなくて・・・不安で・・・
彼女がそんなことを言うので、僕は揶揄うように言ったのだ。
君のことなら、沢山、昨日、知ったけどね・・・。
そして、もう一度、彼女の顎を上げ、今度は舌を尖らせて、彼女の唇を嫌らしくこじ開け、歯や歯茎を舐め回した。
彼女の腰がくねり、喉奥からいやらしい吐息を漏らしている。
その姿に確信して、僕は彼女に言った。
さっきから、実は鈴音が発情してるのも、わかるほど、僕は君のことを知ってるのに??
あっ・・・
恥ずかしがる彼女を、僕は言葉でなぶる。
シャワーから出てきた時から、発情してたね?
さっきまで、あんなに沢山したのに、まだしたいんだ。
そんな僕に、彼女は言い訳をするように、でも僕にとっては宝物のような言葉を言ってくれたのだ。
ちがうの・・・自分でも、こんなの、初めてなの・・・いつもは、確かに、私はむっつりだけど・・・こんなに、身体が、欲しがるのは、初めてで・・・体の奥が、ずっと疼いてるみたいで・・・
体の奥が、うずいてるんだ?、
こんなの初めて、か・・・僕は嬉しくなって、さらに聞く。
どんなふうに疼いているのか、ちゃんと説明してごらん?
彼女は上半身を起こし、シーツで下半身を隠して、バスローブ包まれた胸を自分で抱きしめるような格好で、ぽつりぽつりと、話し始める。