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第11章 彼女の身体

ああっ！あっ、、、下着に、手を入れられて・・・。

　僕は、グッと、右手で、彼女の痴丘全体を掴む。



この、剃り上げた、淫部を触られたのか？？

　
　彼女が、その足を開き、あの濡れ濡れの気持ちのいい穴を差し出したのかと思うと、僕の頭は真っ白になっていく。


　そして、割れ目に指を入れようとした時だった。
　クリトリスに中指が当たって、彼女は、声をかすかに上げる。それは、嬌声ではなく、痛みを堪える声だった。



濡れてない・・・。



　僕は、彼女の、ふくよかな濡れそぼった性器しか知らなかった。
　でもそこは今、怯えたように硬く閉じている・・・。


　僕の嫉妬が、収まっていく。
　彼女の体の怯えが、僕に伝わってきて、そっと彼女に確かめるように聞く。



入れられたのか？


　彼女は、首を横に振って、泣きながら答えてくれた。



そんなこと、嫌で・・脚を、硬く、閉じたままで、抵抗して・・・でも、上村くんは、、、私の太ももの間で、一人で、擦り上げて・・・。



(ああ、あんなアザになるほど・・・抵抗して・・・でも、この鈴音の身体を前に、我慢なんて、できるわけがない・・・。)


その男は、君の、この、太ももで・・・いったのか？？


　彼女は、頷くこともできず、ただ僕の目から自分の視線を逸らし、溢れる涙を流している。そして、泣きじゃくりながら、僕に告げる。


嫌なの・・・もう、あなたしか・・・あなたしか、ダメなの・・・。
あんな男たちと、、、そんな過去が、嫌なの・・・。
生まれ変わって、あなたしか、知らない私に、なれたらいいのに・・・。


ああ・・・。僕も、鈴音と、ずっと一緒にいたかった。その過去も全部、彼女のエロスを僕だけで受け止めてあげたかった。


　僕は、彼女への込み上げる愛しさに、もう一度胸を熱くする。

　僕は、彼女を優しく抱きしめて、愛しさを込めて口づけをした。


怖かったんだね。嫌だったんだね・・・。


　さっきまでの、自分の愚かな嫉妬で彼女をいたぶったことが申し訳なく、そして胸の中でまだ怯えたように泣いている彼女がかわいそうで、僕は口づけを数度繰り返し、溢れる涙を啜った。
　そのまま、耳から首筋へ、優しいキスの雨を降らせる。
　この、怯えて硬くなった体を、解き放って、いつもの柔らかな鈴音に戻してあげたい・・・。