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第4章 再会の夜
星良はゆっくりと羽織っていたブラウスを脱ぐと、
薄いブルーのブラジャー姿になった。

張りのあるキメの細かい肌があらわになり、
雅人の視線は釘付けになる。

視線をはずそうとしても金縛りにあったかのように動けない。

「そんなにジッと見ないでよ」

「いや、だって――」

突然、星良がスッと立ち上がり雅人に抱き着いた。

星良の髪とうっすらと発汗したうなじから、
官能的な甘いにおいが漂い、雅人の鼻孔をくすぐる。

「八木ちゃん……」

星良から発せられる髪と肌のにおいは、雅人の意識を朦朧とさせる。
必死に意識を保とうとするが、
まるで追い打ちをかけるように星良がキスをしてきた。

たった数秒の唇を軽く合わせるだけのキスだったが、
雅人には永遠にも感じるほどだった。

そして唇が離れると、雅人の理性の堤防が決壊した。

雅人は、星良を強引にベッドに押し倒すと、
そのまま上に伸し掛かり、唇を乱暴に貪った。

唾液を味わい、息をするのも忘れ欲望のままに舌を絡める。

「ちょっと……っ、待って」

たまらず星良が逃げようとするが、
それでも雅人は執拗に襲い掛かる。

耳のなかや、耳たぶ、うなじに吸い付き舐めまわす。

唇や舌の感触に、星良は全身の肌が泡立つような感覚に襲われる。
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