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コンプレックス
第4章 再会の夜

雅人の股間部分は、はち切れんばかりに膨らんでいた。
まるで3D映画を見ているかのように、星良の眼の前に迫ってくる。
「……これ、どうしてこんなふうになってるの?」
「どうして、って……。
それは八木ちゃんがそんな恰好でキスしてくるから……」
星良の問いかけに、雅人はしどろもどろに答える。
顔を真っ赤にして恥ずかしそうにしている姿を見て、
星良は雅人のことを”可愛い”と思った。
雅人に対して抱く、初めての感情だ。
「興奮しているの?」
「そりゃ、するよ。
だから、さっきあんなこと、してしまったんじゃないか……」
雅人は、興奮を抑えられなくなり、
星良に襲い掛かってしまったことを心底後悔していた。
軽蔑されてしまったに違いない。
「さっき言ったこと、ホント? わたしのこと、好きって……」
「冗談で言うワケないだろ」
潤んだ瞳で尋ねる星良に、雅人は照れながら答える。
自分でも、あんなタイミングで告白などしたくなかった。
本当は、もっとちゃんと計画的に――
そう、例えば、お洒落なレストランで食事をしたあとに、
雰囲気のいいバーでお互いのことを話しながら、カクテルでも飲んで。
そこで自分の気持ちを伝えたかった。
完全に失敗だ。
雅人は、穴があったら入りたい思いだった。
「わたしと、その……ヤりたい?」
星良は、自分と眼を合わせようとしない雅人に、ストレートに尋ねた。
雅人の真意を知りたかった。
まるで3D映画を見ているかのように、星良の眼の前に迫ってくる。
「……これ、どうしてこんなふうになってるの?」
「どうして、って……。
それは八木ちゃんがそんな恰好でキスしてくるから……」
星良の問いかけに、雅人はしどろもどろに答える。
顔を真っ赤にして恥ずかしそうにしている姿を見て、
星良は雅人のことを”可愛い”と思った。
雅人に対して抱く、初めての感情だ。
「興奮しているの?」
「そりゃ、するよ。
だから、さっきあんなこと、してしまったんじゃないか……」
雅人は、興奮を抑えられなくなり、
星良に襲い掛かってしまったことを心底後悔していた。
軽蔑されてしまったに違いない。
「さっき言ったこと、ホント? わたしのこと、好きって……」
「冗談で言うワケないだろ」
潤んだ瞳で尋ねる星良に、雅人は照れながら答える。
自分でも、あんなタイミングで告白などしたくなかった。
本当は、もっとちゃんと計画的に――
そう、例えば、お洒落なレストランで食事をしたあとに、
雰囲気のいいバーでお互いのことを話しながら、カクテルでも飲んで。
そこで自分の気持ちを伝えたかった。
完全に失敗だ。
雅人は、穴があったら入りたい思いだった。
「わたしと、その……ヤりたい?」
星良は、自分と眼を合わせようとしない雅人に、ストレートに尋ねた。
雅人の真意を知りたかった。

