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第4章 再会の夜
雅人の突然の告白に、星良は全身の力が抜け、膝からくずおれた。

「だ、大丈夫!?」

雅人が慌てて星良を支える。

「……ごめん、大丈夫」

言ったものの、星良の足にはまだ力が入らない。
そしてその場にへたり込んだ星良の眼の前に、見慣れない突起が飛び込んできた。

「え……?」

「あっ……! これは、違うんだ!」

雅人は思わず股間を押さえて顔を赤らめた。
しかし星良は、雅人の股間から視線をはずさなかった。

「……あの、八木ちゃん?」

自分の股間を凝視する星良。
雅人は顔から火が出そうに恥ずかしかった。
いますぐにでもこの場から逃げ出したいぐらいだ。

だが、星良の視線は逃がしてはくれない。

「手、どけて」

星良は股間を見つめたまま言った。

「いや……でも……」

「どけて」

雅人がモジモジと逡巡していると、星良が強い口調で言って睨む。
その有無を言わせぬ迫力に、雅人は半ばあきらめに近い感情に支配された。
ゆっくりと息を吐くと、雅人はゆっくり、股間を覆っていた両手を離した。
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