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コンプレックス
第1章 星良
「行ってきます」

星良は軽い足取りで家を出た。
星良の通う大学までは、自宅から二駅のところにある。
駅までは徒歩で10分ほどで、通勤や通学で駅に向かう人々が黙々と歩いている。

タイト目のジーンズにスニーカーと白のブラウスは、
背が高くスリムな体型の星良によく似合っていた。
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