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コールガール
第2章 一人目の客:クールな社長
「何だよ。何笑ってんだよ。」
「だって、情さんと1回しかしてないのに、顔なんて思い出せないよ。」
すると情さんは、私を片手で抱き寄せた。
「ったく。何とか恐怖感を拭ってやろうとしてるのに。」
「……ありがとう。」
私は自分から情さんを引き離した。
「じゃあ、行って来るね。」
「ああ。」
情さんに見送られ、私はオフィスビルの中に入り、最上階を目指した。
エレベーターの中で、もう覚悟はできた。
女は覚悟ができると、強い。
でも、まあ。自分がお金の為に動くような人間だと、思っていなかったけれど。
エレベーターの扉が開いて、私はオフィスのドアをノックした。
「はい。」
中から聞こえてきたのは、男性の声。
「だって、情さんと1回しかしてないのに、顔なんて思い出せないよ。」
すると情さんは、私を片手で抱き寄せた。
「ったく。何とか恐怖感を拭ってやろうとしてるのに。」
「……ありがとう。」
私は自分から情さんを引き離した。
「じゃあ、行って来るね。」
「ああ。」
情さんに見送られ、私はオフィスビルの中に入り、最上階を目指した。
エレベーターの中で、もう覚悟はできた。
女は覚悟ができると、強い。
でも、まあ。自分がお金の為に動くような人間だと、思っていなかったけれど。
エレベーターの扉が開いて、私はオフィスのドアをノックした。
「はい。」
中から聞こえてきたのは、男性の声。