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マッスルとマシュマロ
第9章 はじめてのトレーニング
「時間は?」
「ちょうどその日は休みですし、何時でも・・・」
「では、早いですが、9時から、とかでも・・・?」
今日が火曜日で、明日からはまた夫は三日間長野に出張だ・・・。
「大丈夫です。」
夫が長野に行ってしまう寂しさを紛らわせそうで、すぐに頷くと、また宏樹があの笑顔をみせる。
「よかった。」
華もなんだかホッとするようで、帰ろうとすると呼び止められる。
「帰りは、電車ですよね?」
「ええ。」
「大丈夫ですか?」
心配げに聞かれる。また、恥ずかしさに包まれて、華は小さく答えた。
「大丈夫です・・・。お手当、していただいたし・・・。」
宏樹は微笑んで、華に、さっき塗ったボトルを渡した。
「よかった。では、今日のお風呂上がりと、明日の朝にも、これを塗ってみてください。」
「あ・・・ありがとうございます・・・。」
それを、淫部に塗りつけることを思い、また恥ずかしくなり、慌てるようにバッグにそれを入れると、華は頭を下げ、ジムを出た。
ただのローションを、軟膏だと信じきって・・・。
それをあの白い手が自分で淫部に塗りつける姿を想像し、身体にテストステロンが湧くのを感じながら、宏樹は自分のワークアウトを始めた。