この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
マッスルとマシュマロ
第14章 電車
木曜日。先日のトレーニングの代替の日だった。
華は、朝、いつもの出勤の時間と同じように出れば、バスに乗って満員電車に乗らずに済むと思っていたが、その日に限って息子の朝練がないと言う。
朝起こしに行くと、その時になってそれを伝え、二度寝する息子に呆れながら、今日は電車で行くしかなさそうだ、と、ため息をつく。
その上、今日は、友達の家に泊まりにいくと、出がけに言う息子を送り出して、着替えようとクローゼットに行き、ジム用のバッグの中のオイルボトルを見て、華はためらいつつそれを手に取った。
また、痛むといけないから・・・用心のためよ・・・
下着姿になってベッドに上がり、仰向けになってパンティを膝まで下ろすと、自分で股を開き、ローションを手に取った。
そして、それを、淫部に塗りつける・・・。
あの日、宏樹の指でそれを塗りつけられた時のことを思い出す。
柔らかく、そっと、塗りつけられた感触・・・。
宏樹の指がそうしたように、3本の指で、小陰唇の間と、クリトリスに沿うように指を這わせる。