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マッスルとマシュマロ
第15章 陽の光の中で
平日の朝の公園は閑散としていて、穏やかな陽の光に包まれている。
この公園は、大きな池を中心として、木々に囲まれている。
二人は、その木々の木陰に、チラチラと朝の光の差す遊歩道を歩き始める。
宏樹は、華の歩幅に合わせてゆったりと歩く。
喉の痛みが増し、熱っぽい身体には、そのペースはありがたい。
二人は、公園の清浄な空気を楽しむように、少し黙ったまま歩く。
でも、宏樹には、華の存在が強く意識されている。
自分の真横に、あのむちむちした身体をした華が歩いているのだ。
できれば腰に手を回し、その肉感を味わいながら歩いてみたい・・・。
宏樹はぼんやりとそんなことを思っている。
そんな宏樹の妄想をよそに、華が宏樹に真面目に聞いてきた。
「ウォーキングの時って、気をつけること、ありますか?」
宏樹は立ち止まり、華を見つめる。
リブニットの張り出した胸と、コットンパンツがピッタリとした恥丘の盛り上がりが、宏樹の目に飛び込むように見えて、また体温が上がるような気がする。