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マッスルとマシュマロ
第16章 熱

 宏樹が鍵を開けジムに入り、お互い更衣室で着替える。

 宏樹は、車の中での華のことを思い出しながら、自分もウェアに着替えた。

 助手席でシートベルトを閉めた時の、胸の張り・・・。できればあれを、生で触りたい。


 宏樹の車が、自分の家の車と色違いだと、はしゃぐように、柔らかそうな、でもスッとした指をひらひらとしながら喋る姿・・・。




 どうすればあの生肌を触れるだろう。




 本当に久しぶりに、宏樹は自分から触りたいと思える身体に出会ったのだ。



 夏菜子の話を思い出しながら、その手中に華を落とすことが、今の宏樹の狙いになっていた。


 
きっかけを・・・。


 そして、華の更衣室をノックする。


 華はもう着替え終わっていて、あのむちむちしたトレーニングウェア姿だ。

 その柔らかそうな肌の白さが宏樹を相変わらず高まらせる。

 宏樹は、また、平然と言う。




「擦れたところを、見ましょうか。」




華は、驚いたように、慌てて断ってきた。



「いえ、もう、大丈夫ですよ・・・さっきも、あんなに歩けたし・・・」



 汗もかいたことが、一層、華の気持ちを固くしている。




「いえ、僕の責任ですので。治ったなら、ちゃんと、それを確認したい。」



 はっきりと、強めに言ってみる。

 そして、華のそばに立ち、また、強く言う。



「さあ、座って。」



 華は、相変わらず押しに弱く、素直にソファに座る。
 でも、顔は赤らめて。



「脱いでください」



 華は自分から素直にスパッツを脱いだ。むちむちした太ももが露わになり、その太ももの間に、ふっくらとした盛り上がる恥丘がある。

 華は、心の中で、自分に言い聞かせるように思っている。



 これは、診察なのだから・・・。



 宏樹は膝をついてソファの前に座り、更に平然とした声で言う。



「少し前に出て、足を開いてください。」



 華は、また、素直に足を開いた。
 

 割れ目が見え、宏樹は、身体に熱を感じる。

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