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マッスルとマシュマロ
第25章 肉欲
正弘は、高原の朝の光に包まれて、身体に力が入らないまま、目を開けた。
隣を見ると、大きないびきをかいて眠る竜馬がいた。
あの頃にはなかった胸毛が、下半身まで続いて生えている。そこには白髪さえ混じっていて、腹もでっぷりとしていた。
正弘は、うつ伏せのまま、その竜馬をじっと見つめてしまう。
広くなった額も、生え際の白髪も、目尻の皺も・・・あの頃とは違う竜馬の壮年の姿。
それでも、正弘には、愛おしかった。
昨日、あの頃のように、乳首をいじられ、耳元で囁かれ、一番気持ちのいいところを貫かれて、鳥肌が立つほどの快感を何度も与えられ、正弘の心は、竜馬でいっぱいだった。
「なんだ・・・起きてたのか・・・」
竜馬は目覚めると、正弘をもう一度抱きしめて、頬に口づけした。
「そんな、可愛い顔で、俺を見るなよ・・・ここにずっといたくなる・・・」
「いれば、いいのに・・・」