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マッスルとマシュマロ
第28章 初めての口づけ
今日の夫も、何か違う気がした。
昨日の朝、いつものように、風呂の中で華をバスタブの淵に座らせ、伸びてきた淫毛を剃って、そのあと股間に這わせた指。
それは、何かを確かめるようで、これまでよりも執拗だった。その時は、アラームが鳴ってもやめなかった。
華は、自分が他人のものをそこに入れてしまったせいで何かが変わっただろうかとも思う。
でも、その後は何事もなく、やはりいつもの穏やかな優しい夫だった。
正弘は、華の股間をいじりながら、週末に目の前で見た、見せられた、竜馬と美久のまぐわいについて考えていた。
なぜ、竜馬は美久の穴に入れたがるのか。自分のものと何が違うというのか。あの美久の悩乱したようなヨガリ声や、腰の動きはなんなのだろう、と、頭を竜馬への欲情でいっぱいにしながら、華の体をいじっていたのだ。
今朝も、やはり執拗に華の淫部を弄り、指を入れ、華がイキ果てて身体を震わせていても、何かを確かめるように指を入れたままにした。
華は、それを、嬉しく思っていた。
少しでも多く自分を弄り回してくれることに、身体の奥が熱くなる。
しかし一方で、やはりどこか遠くにいるような夫の存在がもどかしくもあった。
華を弄り回すだけで、勃起することも、あまつさえ、挿入などはしてくれない夫をもどかしく思う。