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マッスルとマシュマロ
第34章 抱かれる理由
華は、言いながら、自分でも不思議な気持ちになっていた。
私は、夫を愛しているから、宏樹さんと肌を重ねるのよ・・・おかしなことじゃないわ・・・。
それは、華の中でだけ成り立つ、不思議な言い訳だった。長年の歪んだ性生活の中で、華はやはりどこかおかしくなっていたのかもしれない。
そして、あまりにも長年、発情させるだけ発情させられ、快感を絶たれていた子宮がそうさせていたのかもしれない。
それでも、華は、心から、思っていた。
夫を愛しているからこそ、この人に抱かれるの・・・。