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マッスルとマシュマロ
第36章 離れられない恋



 竜馬が優しく正弘に口付けながら、スルスルと服を脱がせ、テーブルの上にあった錠剤を出すと自分の口にそれを水と共に含み、正弘に口づけた。



 竜馬の口から水と錠剤が流れ込み、正弘はそれを嚥下する。

 竜馬は、正弘の腰に手を回し、ベッドに近づいた。

 そして、少し面白がるような口調で言ったのだ。



「さあ、その拘束をといて、その女、犯してやれよ。おれは見てるからさ。」



「そんな・・・」




 正弘は、泣きたいような、でも、逆らえない竜馬に求められる被虐で、胸が高鳴るような、そんな気持ちになっていた。


 そして竜馬は一人でソファに戻り、そこに座った。




「ほら、この女がして欲しがってるぞ。早く犯してやれよ。」




「いやっ・・・いやよ・・・そんなの・・・やめて・・・」



 正弘はそっと、女に近づいた。



この、拘束を解いたら、逃げ出してくれるだろう・・・。




 正弘は半ば、願うような気持ちで女に近づき、その手と足の拘束を解き始める。



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