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マッスルとマシュマロ
第36章 離れられない恋
ゆっくりと、前後に動かしながら、でも、やはり、自分がそうしたいのではない、という思いが頭にいっぱいになってくる。
華を抱いてみた時もそうだった。
子どもを欲しいという二人の願いのために、なんとかしたいと抱いてみた時も、薬によって立ち上がらせた自分の陰茎は、まるで自分の身体ではないようで、その感触は、どこかよそ者が身体に入り込んでいるようだった。
ただ、先月、竜馬から貫かれながらその秘書の膣穴に差し入れた時だけ、自分の体がその竿の快感に正直になれた気がした・・・。
今、もし後ろから、竜馬が僕を貫いてくれれば・・・。
正弘が、後ろにいる竜馬を振り向くと、竜馬は既に裸になって、その逞しい身体でベッドに上がってくる。
正弘が期待で胸を熱くした時、竜馬は乱暴に正弘を押し退けた。
「正弘、お前、女を抱くのが下手すぎるぞ。」
竜馬の声を聞いて、女がまた激しく暴れ始める。
「いやっ・・・会長・・・やめて!やめてください・・・!こんなのいやっ・・・」
そんな女の身体の間に膝立ちになり、ベッドに落ちていたゴムベルトで女の手首を頭の上で縛る。
「うるさい!犯されたがりの淫乱め!」