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第36章 離れられない恋

　竜馬は腰の動きを速くしながら、女の胸を打つ。




「嫌って言いながら、キツく締め上げて・・・この淫乱女・・・！」



「いやぁっ・・・だめっ・・・」



「何がダメなんだ？気持ちいいんだろ！ほら、他の男に見られながら犯されてるぞ！」


「いやぁっ・・・見ないで・・・いやっ・・・やめてっ・・・」
「気持ちよくないのか?ほら！言えよ・・・気持ちいいって・・・こんなに締め上げて・・・犯されて・・・気持ちいいって、言えよ！」




　竜馬はまた、乳房を握り潰しながら、腰を激しく打ち付ける。

　女は、とうとう、演技もできなくなったのか、龍馬の腰に足をつよく絡めて、自分でも腰を振りながら、叫ぶように言った。



「きもちいいっ、あんっ・・・あっ、犯されて・・・感じるのっ・・・！」



　正弘は圧倒されていた。女の快感も、竜馬の快感も、正弘には想像がつかない。


　正弘は、竜馬に、耳元で甘く囁かれながら、ゆっくり、クリクリと快感のツボを押されて、長く長く攻められながら、鳥肌が立つような快楽の淵に落ちることしか知らない。それしか欲しくない。



　竜馬と女の狂ったような、動物的なSEXが、それほど気持ちいいのか・・・。

　ただ、竜馬のその激しい性も、自分だけのものにしたい・・・。

　恐れと、嫉妬が、正弘の中でぐちゃぐちゃになっていく。