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マッスルとマシュマロ
第37章  夫婦


 いつも、指で、行き果てる時のように、華の膣が締まってくるのを感じながら、自分の陰茎で華をいかせてやろうと、その腰を円を描いてグラインドするように動かす。



「ああんっ・・・あっ・・・。」


「華、気持ちいい?」


「あんっ、気持ちいい・・・」


「いいよ・・・いってごらん・・・いっていいよ・・・」



 華は、夫の言葉に誘われるように、自分の腰の動きも増していく。



「あんっ・・・はあんっ・・・あんっ・・・」



 正弘は、頭の中で、華が自分になり、自分が竜馬になるような倒錯を覚えていた。



これが、気持ちのいい、本当のSEXだ・・・。竜馬さんは、女とは、異常なSEXしかできないけど・・・僕とは、こんな風に、本当のSEXができるんだ・・・。




 正弘は、竜馬の気持ちになることで、初めて、自分の肉棒で誰かを貫くことが、自分の快感に直接結びつくのを感じていた。



 そして、それは、竜馬に自分は愛されているのだという、不思議な自信に変わり、さっきまで竜馬と離れるべきなのでは、と思っていた恐れを忘れさせ、心が竜馬に再び惹きつけられていくのだった。




気持ちいい・・・僕も気持ちいいよ・・・竜馬さん・・・。竜馬さんも、こんなふうに僕を抱いてくれたんだね・・・。





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