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マッスルとマシュマロ
第37章 夫婦
そんな思いも知らず、腰が激しく動き始める正弘の動きを感じながらも、華は体の奥がもっと深い快感を求めて疼くのを感じていた。
もっと、もっと、奥なのに・・・
もっと、もっと、当てて欲しいのに・・・
「ああっ・・・・正弘さん・・・私・・・」
華は、自分の体の奥の疼きを満たしたくて、自分の腰を激しく正弘に押し付けてしまう。
それは、宏樹に押してもらう快感のボタンを押したくて、足りないものを埋めたくて、満たされないを湧き上がらせる動きだった。
でも、正弘は、その動きを、華の高まりだと勘違いしていた。
「いいよ・・・いけよ・・・ほら・・・俺に入れられて・・・いってしまえ・・・」
「あんっ・・・ああっ・・」
華は疼きを埋められないまま、正弘の猛る声を聞いた。
「出すぞ・・・ほらっ・・・くっ・・・出るっ・・・!」
正弘がヒクヒクと腰を震わせる。
それは、結婚して18年目で、初めての華の中で迎えるエクスタシーだった。
華はそれを心から嬉しく思う。
ただ、身体の奥は、大きな欲望の炎が燃えたままで、収まるとは思えない疼きがあった・・・。