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マッスルとマシュマロ
第40章 溢れ出る蜜と欲望
華は日曜の夜から、夢を見続けているような心持ちだった。
初めて夫に、生殖行為ではない、愛情を分かち合えるSEXをされたことに、高揚感がある。
華が目を覚ますと、いつもよりも1時間も寝過ごしていた。
慌てるように跳ね起きて、自分が服を着ていないことに気づく。
隣のベッドを見ると、正弘はすでにいなかった。もう仕事に出たのだろう。
私・・・昨日、正弘さんに抱かれた・・・。
自分は夫に恋をしていて、やっと、その人に愛される喜びを知ったんだわ・・・。
その想いは、今まで以上に募り始めていた。
これまでも、正弘のことを想ってきたけれど、それは片恋に近いものだった。それが、肉の悦びで深められ、さらに強い感情に育ち始めている。
正弘に、耳を舐められたり、乳首を撫で回されたりする快感は、もどかしいような、しかし幸福でたまらないものだった。
でも・・・。
そんな夜の後、すでに隣にいない正弘に不安を覚え、体の奥が更に疼いているように感じる。