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マッスルとマシュマロ
第40章 溢れ出る蜜と欲望


 擦り付いてはくれないけれど、これまで味わったことのない膣内の振動に、華は急激に高まってくる。




「あんっ、あっ・・・あっ・・・」




 そこに、果てが見え始めた時、しばらく放置していたマッサージ器の電池がなくなってきたのか、振動が弱くなり始める。




(いやっ・・・もうちょっとなのに・・・もう少し・・・)





 その時、マッサージ器は止まってしまった。



「あっ、だめっ・・・いやっ・・・」




 華は、はしたなく、その棒を自分に出し入れし始める。



「んくっ!」



 エクスタシーを掠めるようなものが華に訪れて、一瞬身を固める。


 その軽い波が収まって、華はぐったりとベッドに仰向けになり、ゆっくりと棒を膣から抜いた。




グチュッ・・・




 いやらしい水音が響き、棒と共に、ぬるりとした愛液が溢れるほど出てきて、シーツと華の内腿を濡らす。



「あんっ・・・」




私・・・なんて、いやらしいのかしら・・・。




 それは、羞恥でもあり、こんなことまでしてしまった悔恨のような、でも、自分の淫らさが、華をまた、欲情させていた。



 むしろ、その羞恥や悔恨といった、仄暗い感情が、華を一層淫らな気持ちにさせているといってもよかった。





「ああ・・・宏樹さん・・・」




 華は、無性に、宏樹に抱かれたくなっていた。
 身体中が熱を持って疼くようで、頭の中が白く霞んだように、淫らなことしか浮かばない。








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