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保護者失格~君にセックスを教えてやる~
第5章 お父さんとの事、親戚にバレて
その日は、珍しいお客さんが現れた。

「愛実、久しぶり。」

「誠人……えっ?本当なの?」

玄関を開けたそこには、大学生になった親戚の誠人がいた。

私よりも確か2歳上。

死んだお父さんの、遠い親戚だ。

「どうしたの?急に。」

「おいおい。忘れたとは言わせないよ?叔父さん達が死んで、10年に当たる日じゃないか。」

そうなのだ。

両親が死んで、10年が過ぎる。


「親父に家を聞いて来たんだ。」

「うん。入って。」

両親の位牌は、私が持っている。

お父さんが、大切なモノだから持っていなさいと、叔父さんから貰い受けたものだ。

私は誠人を、リビングに通した。

そして誠人は、両親の位牌を拝んでくれた。
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