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第3章 はじめての快感

妻の許しが出た翌日。

私はさっそくそのサイトの申し込みフォームに

必要事項を記入した。

施術を受ける妻のニックネームは、アズサ。

年齢は、40歳。

メールアドレスは、……@………

ご希望コースは、アロママッサージコース。

紙パンツの有無は、どうしようかな。無しがいいな…無し。

同伴者の有無は、有り。

希望日時は、最短の夕方6時。

その他ご要望の欄には、雰囲気を見て

性感お試しコースもお願いしたい旨を付け加えた。

ひと通り記入して確認した後、送信ボタンを押すだけとなって

本当に決行することになった現実に後戻りしたいわけではないが

どんな結果になるのかいささかの不安も付き纏う。

でもあれほど拒否し続けてきた妻が

首を縦に振ってくれた。妻の決断を無駄にしたくはない。

ポチっ。

送信してしまった！

もう前に進むしかない。ドキドキしながらセラピストからの

返信を待っていた。