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天然少女の夏休み
第1章 天然少女
 知らない男への警戒心のなさといい、こんなに可愛いのにひとりぼっち昼間の墓所で残虐な遊戯に耽っていることといい、もしかしたら、この娘は心のどこかを病んでいるのかもしれない。

 だとしたら不憫に思うし同情もするが、だからといってこのまま帰る気はさらさらなかった。

 なにせ人の目の心配が完全に絶たれたのである。嫌がられたら辞めればいい。

 公衆の密室に気の大きくなった僕は、こんどは躊躇することなく背後からに彼女に詰め寄った。

 ナユカの真後ろに身体を密着させながら座り、首に腕を回して抱きつく。

 欲していた温もりと香りに、僕の股間は再び力強く脈を打ち始めた。

「アリさん可哀想だよ」

「だいじょうぶ」

 何が大丈夫なのかは定かでないが、僕だってアリのことなどどうでもいい。好きなように遊んでいてくれて構わない。

「ごめん、こうしたらアリさん捕まえづらいね」

 と、首の周りに回していた手を解き、今度は脇の下に潜らせて細い身体を抱きしめる。
 それも、ちょうど膨らんでいる最中であろう胸の真下に腕がくるようにだ。

 ナユカの身体のどの部分とも違う感触が右腕に乗せられた。体温も段違いで、ソコと脇の下が他の部分より妙に熱い。

 その熱に触発されるように、僕のモノも限界まで膨れ上がった。犬が後尾するようにナユカの尻にそれを当てがい、ゆっくりと腰を前後させて柔肉に押し当てる。

 それでもナユカはアリと戯れたままだった。
 ナユカがアリを捕獲し腕を上下させるたび柔らかなものが腕を刺激し、着々と僕の理性を溶かしていく。
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