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義娘のつぼみ〜背徳の誘い〜
第5章 少女の決意
 少女の、熱い視線を感じる。彼女がそれを見るのは、かなり久しぶりのことだった。

「茉由、引いてない? 気持ち悪いとか……」

「ううん、ぜんぜん。前に初めて見た時は少し驚いちゃったけど」

 茉由はこともなげに答える。

「触っても……いい?」

「うん、もちろん」

 要求に答えると、茉由はそろそろと手を伸ばし、武司の分身の先端に触れた。生暖かい感触を、指先に感じた。

「……えへへ」

 少女の口元がほころんだ。

「どうしたの?」

「ちょっとだけ、カワイイかも」

 そんな感想に武司は呆れたが、あるいは、彼女には小動物のように見えるのかも知れないと思った。

「ええと、ここを舐めるんだよね?」

 言いながら、茉由は陰茎をそっと手に取り、先端を真上に向けた。

「そう。やり方、分かる?」

「うん、ママがしたのを覚えてる」

 彼女は屈み込んで顔を近づけると、鼻をヒクヒクさせながら匂いを嗅いだ。

 未知の物を前にした時、まず匂いを確認するというのは、人間の持つ本能なのかも知れない。

「茉由、ごめん。俺、今日はまだ風呂に入ってないんだ。臭いだろ?」

 申し訳なさそうに言うと、武司は上半身を起こしながら

「一旦やめよう。急いで身体を洗ってくるよ」

 と続けた。

 だが、茉由は

「ううん、別に臭くないよ? このまま続きがしたい」

 と答え、身体を押さえ付けるように、片手を彼の腹に添えた。

「ああ。そ、そう?」

 武司は再び横たわる。

 茉由はあらためて肉棒に顔を近づけ、その愛らしい口唇の隙間から舌を出す。恐る恐る男性器で最も敏感な部分に触れさせた。

「うっ――」

 瞬間、武司は電気ショックを浴びたような感覚を覚える。

 彼の反応を窺うと、茉由は本格的な口淫に移った。

 舌を小刻みに上下させ、亀頭部分をまるでアイスキャンディーのようにペロペロと舐めた。根本に添えた彼女の手に、ヒクヒクとした反応が伝わる。

(パパ、気持ちいいんだ)

 少女は慈しむように、赤黒い男根の先端にチロチロと舌を這わせた。

 やがて亀頭の先端の尿道口、鈴口と呼ばれる部分から、ジワリと無色透明な粘液が滲み始める。俗に『先走り汁』『ガマン汁』と呼ばれるカウパー腺液である。
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