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義娘のつぼみ〜背徳の誘い〜
第5章 少女の決意
(すごい、これがエッチなんだ。わたし、今パパとエッチしてるんだ)

 初めて男性器を迎え入れたこともあり、彼女自身はそれほどの快感は感じていなかった。

 だが、武司と身体を交え、今、彼とひとつになっていることに、彼女は多幸感でいっぱいだった。

「パパ、パパ大好き……」

 虚ろな目を向け、うわ言のような声を彼に投げかける茉由。武司はそんな彼女が愛おしくて堪らなかった。

 彼は少女に覆いかぶさり、身体を密着させた。全身で彼女を感じた。茉由も応えるように、両腕をその背中に回し、父親の身体にしがみ付く。

 正常位で交わる父娘。武司は腰の動きが徐々に早まっていくのを抑えられない。

「ああっ、はあ、あっ、ああっ……パパ、パパ……んんっ」

 可愛らしい喘ぎに、思わず口唇を重ねる武司。舌を差し入れると、娘も小さな舌を絡めてくる。互いに唾液を吸いあい。口内を舐め回した。

 やがて、武司の下半身にむず痒い感触が湧き上がる。彼に絶頂が迫っていた。

(中で出すわけにはいかない。引き抜かないと)

 理屈では分かっているのに、彼はそれを実行に移せない。このまま、もっと茉由の膣粘膜を分身に感じていたかった。だが、それがますます彼に射精感を誘う。もうダメだ。我慢できない。いいさ。このまま茉由の、娘の中で果てよう。

「――うっ、茉由っ」

 武司はピークに達した。と同時に、彼の分身が精をほとばしらせた。娘の、少女の胎内に、大量の精液が注ぎ込まれた。

「んあ……熱い、熱いのが入ってくる……」

 茉由は、咥え込んだ男性器がビクビクと痙攣しながら、どくどくと熱い粘液を吐き出しているのを感じていた。武司が、大好きな父親が、その身体の一部から体液を送り込んでいる。精子を、赤ちゃんの素を。

 初めてのセックスで絶頂を得ることは出来なかったが、彼女はこの上ない幸せな気分に浸っていた。

「はあ、はあ、はあ、茉由……ごめん、中で出しちゃったよ」

「ううん。パパの熱いのがお腹に広がって……わたし、嬉しかった」

「茉由……」

 二人での初めてのセックスの余韻を味わうように、父娘はいつまでも互いを抱き締めあった。
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