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狂愛の巣窟 〜crossing of love〜
第4章 【止まらない欲情に乱れて…】





「もう俺たちで勝手にやってるから十和子もゆっくりして?ちゃんと食べて?日本酒で良い?」




「あ、お酒は……」




「どうして?飲まないの?」




「じゃ、少しだけ」




こんな真っ昼間から良いのかしら。
手を引っ張られ亨さんの隣へ腰を下ろす。
凄い視線を感じる………
そっと斜めの角度からクイッと一口流し込む。




もうすでに出来上がっていたのかしら。
お義父さまが目の前でご自身の服にお酒を零されました。
「親父何やってんだよ〜」と立ち上がる亨さんより先にタオルを持って拭いて差し上げる私です。




「熱くなかったですか?」




零したのは熱燗です。
でもお猪口の中で冷めていたらしいので火傷には至りませんでした。
「良かった…」と見つめ合いながらトントンと拭いていく。




「やっとこっちに来たな」と肩を抱かれます。
「わざと零されたんですか?」なんて呆れてみせても何の効果もないことは知っている。
もう箍の外れた熱い視線で私をロックオンしているんですもの。




「着替えますか?亨さんの服しかありませんけど」




「あぁ、亨、借りるぞ」




「え、あぁ、うん」




「じゃ、お着替えお持ちしますね」




皆の輪の中からお義父さまと抜け出しました。
リビングを出てからはそっと手を引いて寝室へと連れて行く。




「本当、今日はいつに増して色っぽいよ」





「ありがとうございます、おめかしして正解でしたね」




皆の笑い声や話し声が戻り、私たち2人だけが違う世界に飛ばされたみたい。
「脱いでください」と上からボタンを外していく。
毛深い胸板が見えてきただけでお義父さまだと目は悦ぶ。




「あら……まだ濡れてましたね」




そう言ってシャツを捲ったお腹あたりが濡れていたので舌を這わせて舐め取ります。




「十和子、もっと下触ってごらん」




「はい………んふふ、固い」




「十和子を見てからずっとこうなんじゃ……焦らさんとってくれ、此処で良いか?」




肉棒を触らせてベッドへ押し倒そうとしている目は本気です。




「ダメです……下に皆さんいらっしゃるのに」









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