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性神がこの世に放った獣たち~ 叛
第3章 悦楽>私
目の大きい男と細マッチョの二人が、妻をバスルームに連れて行った。「シャワーを浴びたい」と妻が要求したわけではない。四人の男たちは終わっていない。妻はまだ男たちの性欲を満たす道具なのだ。いくら妻が肉便器でも、これから男たちが挿入するおま×こは、少しでも清潔にしておきたいのかもしれない。男たちの間柄など知る由もないが、他人の精液は気持ちのいいものではないのだろう。
ボスとタトゥーは、リビングから持ってきたスコッチウイスキーをラッパ飲みしている。この男たちにとっては、酒の味など二の次で、アルコールさえ体に入ればいいのだ。何もかも失っても構わないと思っていたが、酒の味などわからない男の喉をスコッチが通るのかと思うと、スコッチウイスキーが哀れに思えた。
ボスがタトゥーに何かを指示を出した。タトゥーがバスルームに様子を見に行った。タトゥーは、ニヤニヤしながら帰って来た。手を口に添えてボスの耳元で何かを話している。そんなことをする必要なんかまったくない。そもそも私は奴らの言葉が理解できない。
タトゥーから話を聞いたボスが、タトゥー同様笑い、そのにやけた顔を私に向けた。ボスがゆっくり私に近づいてくる。
「ママさん、エッチね」
酒臭い息を私に吹きかけて、ボスはそう言った。
「……」
私にはそれに答える気力がない。
「パパさん、心配?」
ボスがまた私に訊ねる。会話レベルに達していないが、単語はしっかり聞き取れる。ただ、ボスが話す日本語は、どこかで習ったものではなく、生活の中で自然に身についていったもののようだった。
「……心配? 何が心配なんだ?」
住居に勝手に忍び込む連中だったが、人の命を取るような殺気は感じられない。ボスに向ける言葉も乱暴になったが、その違いをボスが見極めることは難しいだろう。
「ママさん心配でしょ?」
ボスはそう言って私の頬を軽くたたいた。
「やめろ!」
私は首を振って抵抗した。
「ママさん、エッチ。行く?」
「何を言っているんだ!」
ボスが何を言っているのかわからず、私は怒鳴った。
そんな会話が長く続くわけがない。互いに何を言いたいのかが理解できないのだ。するとタトゥーが私とボスの所にやって来た。タトゥーがボスに何か言った。ボスは薄ら笑いを浮かべてタトゥーに頷いた。
ボスとタトゥーは、リビングから持ってきたスコッチウイスキーをラッパ飲みしている。この男たちにとっては、酒の味など二の次で、アルコールさえ体に入ればいいのだ。何もかも失っても構わないと思っていたが、酒の味などわからない男の喉をスコッチが通るのかと思うと、スコッチウイスキーが哀れに思えた。
ボスがタトゥーに何かを指示を出した。タトゥーがバスルームに様子を見に行った。タトゥーは、ニヤニヤしながら帰って来た。手を口に添えてボスの耳元で何かを話している。そんなことをする必要なんかまったくない。そもそも私は奴らの言葉が理解できない。
タトゥーから話を聞いたボスが、タトゥー同様笑い、そのにやけた顔を私に向けた。ボスがゆっくり私に近づいてくる。
「ママさん、エッチね」
酒臭い息を私に吹きかけて、ボスはそう言った。
「……」
私にはそれに答える気力がない。
「パパさん、心配?」
ボスがまた私に訊ねる。会話レベルに達していないが、単語はしっかり聞き取れる。ただ、ボスが話す日本語は、どこかで習ったものではなく、生活の中で自然に身についていったもののようだった。
「……心配? 何が心配なんだ?」
住居に勝手に忍び込む連中だったが、人の命を取るような殺気は感じられない。ボスに向ける言葉も乱暴になったが、その違いをボスが見極めることは難しいだろう。
「ママさん心配でしょ?」
ボスはそう言って私の頬を軽くたたいた。
「やめろ!」
私は首を振って抵抗した。
「ママさん、エッチ。行く?」
「何を言っているんだ!」
ボスが何を言っているのかわからず、私は怒鳴った。
そんな会話が長く続くわけがない。互いに何を言いたいのかが理解できないのだ。するとタトゥーが私とボスの所にやって来た。タトゥーがボスに何か言った。ボスは薄ら笑いを浮かべてタトゥーに頷いた。